1日10分だけ!失敗しない英会話練習のコツ
目次
セミリタイアしたら海外旅行を楽しみたい!
セミリタイアで悠々自適の生活実現を目指すYolo-Oyajiです。
私は、中学1年から英語を学び始め、もう30年以上になります。
実力はどの程度かと言いますと、英検準1級くらいです。
なぜ、「くらい」かと言いますと、英検を受けたことがないからです。
代わりにTOEFL iBTというテストを受けたことがあります。
その時のスコアを英検に換算すると準1級程度かそれ以上とわかりました。
海外旅行や海外勤務を何度か経験していますが、英語で不自由したことはありません。
セミリタイアしたら海外旅行を楽しみたいという人もいると思います。
今回は、Yolo-Oyaji流の英語学習方法を紹介したいと思います。
手っ取り早く方法が知りたい方は目次から「オススメの英語の学習方法」に飛んでください。
理論を知って正しく学ぶのが上達への近道!
実はYolo-Oyajiの専門分野は「第二言語習得理論」です。
人間が第二、第三の言語をどのように身につけるかを研究することから、その学び方、指導方法を研究する学問です。
今回は、専門用語をなるべく用いないで、一般の方にもわかりやすく「効果的な英語の学び方」をまとめて見ます。
10分程度で読めますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
鉄板の学び方の順序は「聞いてから話す」こと
まずは、「英会話」する力をつけるという観点で書いていきます。「読む」と「書く」は横に置いておきます。
よく言われる例えですが、赤ちゃんが言葉を覚えるのもこの順序ですよね。
赤ちゃんは身の回りで話されている第一言語を聴きながら習得します。
第二言語においても 学び方の順序は赤ちゃんの場合と同様と思っていただいて結構です 。
「今年こそ英会話をマスターしたい!」と思って、ノートに参考書を写して練習したり、黙々と本を読んでも力はつきません。
まずは、英語を聞く機会を十分に作りましょう。
CDやYouTubeなどで手に入る英語の音源ならなんでも構いません。
上達への近道は、意外に思うかもしれませんが 「内容を知っている英語を聞くこと」 です。
「話す機会」をなんとか作り出そう
十分に聞く練習をしたら、次は英語で話してみる機会をなんとか作る必要があります。
最近では格安のオンライン英会話もあります。
興味のある人は下のリンクから登録して無料体験レッスンを受けて見てください。
しかし、 人を相手にして英語を話すのはハードルが高いと感じる人にはいい方法があります 。
英会話を実践とすると、「練習試合」のような位置付けのトレーニングを取り入れましょう。
それではいよいよ具体的な学習方法を紹介します。
オススメの英語の学習方法
リスニング(聞き取り)
まずは、CD(またはその他の音源)付きの教材となる本を1冊用意しましょう。
嫌にならない英語学習方法のコツは簡単なことから始めることです 。本を開いたらCDを聞く前に、スクリプト(教材として用いられている英文のまとまり)の日本語訳を読みましょう。
内容が理解できたら、そこに該当するCDを聴きましょう。
この時点で、英文を「読む」必要はありません。
あくまでも 「耳から入る」学習を優先 します。
大切なのは、 意味がわかっている英語を聴くこと です。
日本語で読んでもわからない内容は英語で聞いてもわかりませんよね。
ただ聴くだけでなく、先ほど読んだ日本語の内容を確かめるように聴くのです。
本当にさっきの話題だったかが確かめられればOKです。
詳細を聞こうとせずに、ゆる〜い気持ちで「あぁ、そんな内容をさっき読んだなぁ」くらいで第1ステージは終了です。
オススメは [CD付]決定版英語シャドーイング【改訂新版】 です。
高校生まで英語を学んだ人であればこの1冊で相当レベルアップができるはずです。
音読こそ独学で英語を身につける最強のトレーニング
音読は学校で経験した人も多いと思います。
単純ですがとても奥が深く、バリエーションも豊富です。
ここでは、リピート、オーバーラッピング、そしてシャドウイング(追いかけっこ)を紹介します。
[CD付]決定版英語シャドーイング【改訂新版】があればベストです。
なければ1冊購入するか、他の教材で次の方法を試してください。
みなさん、 リピート ってわかりますよね。
よく英語の先生が決まり文句のようにRepeat after me!って言ってませんでしたか。
CDなどの音源で用意された空白の時間にモデルの英語と同じように発音することです。
ここでは、上手に言おうと思わなくて結構です。
次に オーバーラッピング とは、重ね読みのことです。
なんと テキストの英文を見ながらで結構です 。
とにかく、モデルの音声と同時に読めるようになるまで練習してください。
CDの音声にかぶせて、聞こえた英語とそっくりに読んでください。
仕上げに シャドウイング です。
シャドウイングとは、シャドウつまり「影」のように聞こえた英語にちょっと遅れて読むことです。
ここでの最大のコツは テキストを閉じる ことです。
文字を見ないで、 聞こえた英語の後をついていく ように読みます。
1回目からハキハキ、スラスラと言えません。
最初はブツブツと適当についていく感覚です。
決して完璧主義になってはいけません。
テキトーですよ。
2度目、3度目と繰り返しながら精度をあげていくのがポイントです。
音声の人物になりきって行うとより効果的!
ここまでやれば「あれ!?自分も英語を話せるようになるんじゃないか!」っていう感覚になるはずです。
ディクテーション(聞き取って書く)
なんて言っているか聞いたらわからなかったけど、文字で見たらめちゃくちゃ簡単だった!
こんな経験ありませんか?
英語は、書いた通りに読まない言語です。
ですから 書き言葉を一生懸命覚えても音声になると全く聞き取れない ことがあるんです。
そんな悩みを解消するのがディクテーションです。
CDの音声を1〜2文ずつ区切って、一時停止してください。
そして、聞こえた英語を書き取ってください。
そうすると弱く発音されたり、前後でくっついてしまったところを文字化することで文法の力をフル活用しなければならなくなります。
例えば、”Pick it up!”という英語は、ペケラ!のように聞こえます。
“it” を「イット」のように期待していても発音されません。
しかし、シャドウイングまでしっかりやって慣れてくると、先ほど読んでいた経験から「ペケラ」を”Pick it up!”と文字で再生できるようになってきます。
英会話をするために文法力は必ず必要になります。
ディクテーションは聞こえにくい音を文法の力を使って再生するトレーニングです。
つまり、英文法のトレーニングになるのです。
昔、学校で習った英文法とはSVO, SVCとか言いながら英語の先生の解説を聞いて、和訳をつけるようなものでした。
科学的な文法学習の方法のひとつにこのディクテーションをお勧めします。
ディクトグロス
ディクトグロスって聴き慣れないと思います。
英語の先生でもまだ知らない人が多い学習方法です。
実は、 リスニングも音読も英語を体に取り入れるためのトレーニング です。
しかしディクトグロスは、強制できに理解した英語を使うトレーニングです。
簡単にまとめると、リスニングと音読はインプットで、ディクトグロスはアウトプットの力をつけるためのトレーニングです。
方法はシンプルです。
3ステップ! 聞き取って、思い出して、書き起こす 。
これだけです。
ディクテーションと違うのは、1回に聞き取る量です。
ディクテーションは1回に1〜2文のように短い単位で行います。
ディクトグロスは、 段落単位でひとまとまりの内容を聞き取ります 。
当然、一言一句を思い出すのは難しく所々忘れてしまいます。
そこがいちばんのポイントです。
聞こえた英文を丸暗記するのではなく、 聞こえた英文の内容を思い出して書くこと がこの練習の最大のポイントです。
例えば次のような英文が聞こえたとします。(実際はもっと長い英文を用いるのですが)
と聞こえたとします。
あなたのノートには以下のように書いてあってもOKです。
“Do you believe in Santa? Because you are seven, it’s marginal, right?”
のように、一言一句等しくなくても内容は捉えていますのでOKとします。
こんな感じでなるべくたくさん再生するのがディクトグロスです。
語学はインプット学習だけでは伸びません。
会話相手がいない時、あるいは実践まで自信が持てない時はディクトグロスでアウトプット練習を行ってみてください。
まとめ
1日10分でも効果的な学習方法を続ければ英語は上達します。
時間配分は以下のようにして見てはいかがでしょう。
- 意味確認のため日本語訳を読む 1分
- リスニング 1分
- 音読(リピート→オーバーラッピング→シャドウイング) 3分
- ディクトグロス 5分
時間に余裕がある人は音読とディクトグロスを増やして見てください。
もし ディクトグロスが難しいと感じたらディクテーションから始めてください 。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
最近はシニアの方も語学を一生懸命学び、日常生活に役立てていますね。
もう歳だからと諦めずに今回紹介した方法を試していただけるとうれしいです。
あるいは、お子さんやお孫さんの英語学習の参考になれば幸いです。
「いいね」と思った人だけでいいですので、コメントやシェアをお願いします。
英語学習に関する質問がありましたら遠慮なく連絡ください!
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