ユロドル戦略会議 4月第1週
東京オリンピックの延期が決まりました。また、世界各国で新型コロナウイルス感染症が拡大しないようにする対策が経済活動を停滞させています。
為替市場では、ここ数年で一番値動きが大きい状況が続いています。いつも以上に、うまく流れに乗って利を伸ばした人と大きく資産を減らした人に分かれているのではないでしょうか。
相場環境をしっかり分析・把握して退場しないようにしたいものですね。
3月の成績
- 第1週 156.4pips
- 第2週 54.6pips
- 第3週 163.2pips
- 第4週 121.2pips
- 合 計 495.4pip
第4週も、なんとか資産を増やすことができています。3月の市場はあと2日残っています。月ベースでプラスを継続することを目標にしていますのでなんとか継続したいと思っています。
このような荒れた相場で収支を伸ばすことができているのはなぜかを分析すると以下のことが挙げられます。
- 4時間足で相場を天国と地獄に分けて捉える
- ダメな時はさっさと損切りをする
- 勝率は2の次で考える
この3つを常にすることで資金を増やすことができています。
4時間足で表示している移動平均線がとてもよく機能しています。4時間足レベルだと、損切り幅が大きくなる時もありますが、多少の含み損があってもしっかり順行の波に乗ることができれば大きな利幅を取ることができます。
4時間足で設定した損切りラインにかかったらさっさと諦めて次のチャンスを待つことを徹底しました。
少し大きめな損失を出しても、それ以上の利幅を何度もとることができたので資金は大きく増えました。
勝率は2の次でもOK。なぜなら、値動きが大きいので2回続けて小さく損切りしても、3度目に流れに乗ればかなり大きなpips数を取ることができるからです。
勝率3割でも資金を大きく増やすことができる相場環境が続いています。
ちなみに、使用しているFX業者で把握できる勝率は5割程度です。
どれもよく言われることばかりですが、凡事徹底、無事これ名馬の精神でコツコツトレードを積み重ねました。
それでは、今週のチャートを分析して、来週の展開を考え、備えようと思います。
ユーロドル(EURUSD)の日足分析
まずは日足から確認します。
あまりにも激しい値動きで、かなりの荒れ相場ですが、テクニカル分析が有効であることを証明するかのような形で退けていますね。
これまで重要な基準としていたチャネルラインがしっかりと効いています。
来週の展開を、展望①と②のようにしました。

あえてチャネルラインを上抜けする値動きを「展望①」としました。
日足で確認できる直近の高値は1.150です。そこまで伸びるとは断言しませんが、N値で確認すると、前回の急騰分くらい戻すとしても、まだ伸びしろがあると見ることもできます。
波状線で記した矢印は、直近の急騰と同じ長さです。
このような分析が効くかはわかりませんが、通常の相場環境とは異なる状態ですので、ゼロではない可能性も考慮に入れることにします。
展望②はある程度常識的な値動きをした場合と言えるかもしれません。しかし、このような値動きを予想してショートを入れるのは危険だと思っています。
理由は、4時間足分析でまとめます。
ユーロドル(EURUSD)の4時間足分析
4時間足で表示するEMAが、短期、中期で上昇を示しており、200本線も向きを変えつつあります。
何より、3本の移動平均線がしっかりと機能しているので一旦押しをつけて、再び上昇に転じる可能性が高いと見ています。

4時間足で天国と地獄に分けると相場環境がしやすくなります。
今週は、木曜日から天国ゾーンに入りました。
重要なニュースのためにEMA200本線を一旦強く抜ける局面がありました。
しかし、74本線(赤)も支えに来て、落ち着きを取り戻したら急上昇をして、当初予想していた流れに戻りました。
4時間足の流れが急激に変化することはなかなかありませんので、青の波状線で示した展望①の天国ゾーンでの値動きを想定しています。
ここがポイント
来週生き残るために、4時間足は以下のことを教えてくれます。
- 月〜水は、さっさと利確。
- 欲張って利を伸ばすことにこだわらない。
- 小さく利確を繰り返して資金を増やす。
ここで、4時間足を拡大し、ポイントを絞ってみましょう。

基本的に、チャネルを上抜けする展開を想定しています。
しかし、そうそう簡単に抜けていかないと見ています。
3日はかかると見ています。
その3日間は、利確をうまくしなければ、順行するのに資金が増えない時間を過ごすことになりそうです。
青丸の中には偶然か相場の必然か、18本ずつ4時間足ローソクが入っています。つまり、3日分です。
チャネルラインに絡みだすと、売りと買いが拮抗しますので3日はもみ合いが続くものなんですね。
天国ゾーンでは綺麗なレンジを書いているのに対して、右の持続ゾーンのレンジは思わせぶりな急落と急反発を繰り返しています。レンジは汚い波形ですね。

来週は、とりあえず天国ゾーンで市場が再開される予定です。
チャネルライン直下でレンジを形成してから上または下の方向性が出ると想定します。
その際には、そこそこ綺麗なレンジを描くとすれば対応としてはセオリーがありますね。
レンジの逆張り。
上限にタッチしたら売りを入れ、下限にタッチしたら買いを入れる手法ですね。
大きな流れは基本的に上抜けしそうな気配です。
レンジの下限がはっきりしたところで、買いを入れ、チャネルラインで利確することを3日間程度繰り返す可能性があると見ています。
レンジ幅は70〜80pipsはありそうなので、15分足でタイミングをとりながら30〜50pips抜くことができれば御の字という方針を持っていたいと思います。
一度レンジを抜けたら、100pips以上取れるようなトレンドに乗れるよう資金管理をしっかりしたいですね。
来週の戦略
- 基本的に天国ゾーンの対応!つまり、強気。
- 週の前半はレンジの対応を確実に行う。
- レンジの下限からロングでレンジの上限をねらう。
- 週の半ばから後半にかけてトレンドが発生するまで辛抱。
- レンジを上に抜けたらターゲットは1.135-1.145。
- レンジを下に抜けたらチャネルラインの下限までホールド。
まとめ
荒れている相場ですが、テクニカルはしっかり効いています。週足ではそろそろ方向感を失いそうな気配も感じますが、基本的には下降トレンドです。
一方、来週はまだ上昇する余地を残していると見ています。
ということは、不安定な値動きが続くことが想定されます。
資金管理をしっかりと行い、ロットを抑え気味にして、トレンドが出たらしっかり利を伸ばすスタイルを貫きたいですね。
来週の予想
- 週の前半はレンジ
- 予想レンジ幅は80pips
- レンジ下限から上のチャネルラインに向かってエントリー
- 4時間足18本分のレンジが消化されたら上方向に利を伸ばすスタイルでついていく
- レンジを下に抜けだしたら飛び乗らず、戻りをしっかり待つ
1週間チャートを振り返り、来週の展望をしっかりもつことを繰り返して相場で生き残っています。
参考になる記述があれば幸いです。
くれぐれも投資は自己責任で。
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