ユロドル戦略会議 4月第3週
とうとう東京を始めとする大都市を有する都府県で緊急事態宣言が出されました。
新型コロナウイルス感染症が1日も早く終息することを祈ります。
第2週の獲得pips 2.3pips
先週の振り返り
4月6日〜10日の値動きは、それ以前のクレージーな相場環境と比べておとなしい状態が続きました。
特に金曜日は、ヨーロッパを始めとする世界各地でイースターの休日に入ったこともあり、停滞気味の相場でした。

週明けは下降トレンドの終末でしたが、早々に地獄ゾーンに突入してしまい見ているだけしけできない状況になりました。
地獄ゾーンとは、4時間足で判断しています。
ローソクの実体が、長期と短期の移動平均線の中に挟まれている状態をいいます。
この状況では、いくら15分足でトレードしていたとしても大きな値幅は期待できず、さらに方向感がころころ変わり、損切りの回数が増えてしまいます。
残念ですが、じっと我慢するか他の通貨ペアを見るしかないですね。
金曜日は休場の国が多く、本当に手出し無用の相場となりました。
それでは来週の戦略を考えましょう。
ユーロドル(EURUSD)の日足分析
来週に向けたチャート分析はとてもシンプルです。
結論 方向感なし

高値①で一旦、長く続いた下降トレンドに終わりを告げようかというモードでした。
しかし、安値②は直近の安値はおろか、週足レベルのチャネルラインまで抜ける勢いで下落しました。
その後の調整で高値③はチャネルラインに綺麗に収まりました。
これで下降トレンド継続という見方ができていました。
しかし、今週は、安値④チャネルラインの下限で止められたことにより、安値③を切り上げた形になっています。
また、急激に上下に振れた値動きがひと段落しペナントを形成しているように見えます。
今後は、高値③か安値②を明確に抜けるまではどっちつかずの相場環境になる可能性があると見ています。
これは、日足レベルの話ですから、買い足では一時的に方向感が出るときもあると思います。
しかし、すぐに節目を迎えてしまうので大きな値幅をねらったスイングトレードをするには危険性が高いと判断します。
このように、日足レベルでどっちつかずのチャートですが、かすかに下方向を期待させるシグナルもあります。
日足では下方向に移動平均線がパーフェクトオーダーになっています。
さらに、週の終わりはEMA25にレジスタンスされているようにも見えるので、月曜日以降の値動きで下を試すのならついていくことも戦略の一つに加えることができそうです。
ここがポイント
日足レベルでは方向感がなくても、下位足では売りが優位な根拠が残っている。
ユーロドル(EURUSD)の4時間足分析

方向感がわからないってことは、参加者の多くが待ちに入るというか、どんどん停滞感が増してくるのが相場の常。
青い線で書いたように次第に値動きが小さくなり、エントリーを繰り返してもあまりリターンが大きくない相場環境に入る可能性を想定しています。
ということは、1週間くらいは待ての状況下なと。
ちょうど、本業も忙しい時期ですので、離れてみるのも相場かと。
まとめ
混乱に乗じて利幅を伸ばせたので、この後は少しお休みも策。
基本的に値動きが停滞する想定を第1案にしています。
そのような中、上か下に方向が出たらそれについていくだけです。
では、まずは社会生活が通常に戻ることを第一にして無理のない「投資」生活を続けましょう!