ユロドル戦略会議 5月第2週
自粛一色のGWでした。
為替取引は、海外の市場が開いている限り取引可能ですが、世界三大市場のひとつ、東京市場がクローズなので全体的な活気としては今ひとつでした。
5月8日は米国雇用統計でした。基本的にファンダメンタルズは深く考慮に入れておりませんので、その時間帯の値動きをみて楽しんでいる程度です。
雇用統計発表後も、毎度のごとく新たなトレンドが発生するわけでなく、一時的な乱高下が発生して終わりましたね。
今週も1週間を大まかに振り返りながら、来週の戦略を検討したいと思います。
前週の振り返り
5月4日(月)〜8日(金)までの成績
獲得pips 30.9pips
5月最初の週はプラスで弾けることができました。
4月はしばらくぶりに月間マイナスを記録したので、5月は慎重にトレードしたいものです。
日足レベルで方向感がないと判断していたので、トレード結果をみるとロングもショートも入れています。
その結果、早めの損切りからのドテンで傷を大きくする最悪のトレードが複数回ありました。方向感がない環境に加えて、GWで時間を持て余した心理状態の中でポジションを持ったことが原因でした。
来週は無駄トレードを排除して、獲得pipsを伸ばすことを心がけていきたいと思います。
ユロドル・チャート分析
5月第2週はわずかな手がかりがあるので、若干トレードしやすい可能性があります。
デイトレーダーの目線で来週の値動きを予想してみようと思います。
日足チャート分析
複数の根拠で、来週はロング優位の環境が予想されます。それでは、チャートを見てみましょう。

これまで通り、週足レベルの下降トレンドの中で値動きをしています。3月上旬のコロナ禍による乱高下が収束して黄色で囲ったレンジの中にいます。

来週は、終わってみれば上目線(ロング優位)の環境になると予想します。根拠は3つあります。
- レンジの下限で反発し2日連続陽線
- 高安値を切り上げている
- チャネル下限にタッチして反発している
この3点で、来週がロングに若干優位性が高く、週が終わってみればレンジの上限にタッチするところまでは上がってくるだろうと予想します。
しかし、相場に絶対はありませんので、予想通りにならない状況も想定しておきます。
移動平均線に逆らったら負け
高い角度でレンジの上限を目指すと思いますが、不安要素もあります。そして、それらはロングポジションを長期に渡ってホールドすることに危険信号を灯します。
そのように思う根拠は3つあります。
- 週足レベルでは下降トレンド
- 5月8日の退けは、長めの上ヒゲをつけた
- 移動平均線が下降トレンドのパーフェクトオーダー
先週は、8日の雇用統計で下を探る動きから反転し上昇しましたが、移動平均線(EMA25)にタッチして下落しました。
この後、レンジの上限を目指す動きに対して移動平均線がその都度障壁になる予想ができます。
結果、一週間たってみると移動平均線(EMA200)にタッチして戻って来る転換が予想されます。
来週は上目線でトレードする方が優位性が高いと予想していますが、その値動きはセンシティブな上下運動となるでしょう。4時間足をみるとその値幅を読み取ることができます。

水色の水平線は日足で引いたものです。かなり古くから効いている線もありますのでそろそろ寿命かもしれません。
月曜日からレンジAの上限、下限を試す動きから始まると見ています。下降のパーフェクトオーダーが完成した後、陽線が実体レベルで短期(EMA25)を抜けていますので「地獄ゾーン」に入っています。
地獄ゾーンには入ると、ダラダラとポジションを持っていてもなかなか勝てません。
利幅がある程度出たところでさっと利確しなければ、反転し含み損をダラダラと抱えることになることがよくあります。
来週は、4時間足レベルでレンジAからBに行く可能性が高いと見ています。
そうでなればレンジCに行くだけのことです。
ではその確率はどれくらいかというと50:50で心の準備をしています。
決めつけてトレードすると、ドテンで取り返すか、逆に利益を出せるチャンスを逃すので、どちらも同じ確率と思うようにしています。
まとめ
5月第2週はレンジの戦い方をする。つまり、逆張り中心の戦いになる。
- 週の最初はロングできる場所を探す。
- 1.0815から逆張りでロング
- 利確目標は1.0875
- その後は、徐々に買い上がる
- 1週間の最終目標は1.1025付近
逆張りが有利となる1週間と予想します。
皆さんはいかがですか?